労組自主管理の京品ホテル「25日早朝強制執行」の動きにピリピリ

支援者は道行く人にビラを配る(JR品川駅前。撮影:上下とも筆者)

支援者は道行く人にビラを配る(JR品川駅前。撮影:上下とも筆者)

 強制執行は、ホテルの土地・建物の所有者である京品実業が申し立て、認められた「立ち退きを求める仮処分」によって行われる。仮処分による退去命令に労働組合が従わないことを明らかにしているため、警視庁高輪警察署などから制服警官が出動すると見られる。

 労働組合は座り込みで強制執行を阻止する構えだ。ホテルには自主管理の支援者約50名が24日夕方までに駆けつけており、深夜には150人にまで増えそうだ。

 労働組合は、「警察は強制執行しないで下さい」「従業員の生存権を奪わないで下さい」と書いた小旗やプラカード200枚を用意しており、これらを手に持ち座り込む。

 ホテル内居酒屋の料理長で労働組合の金本正道支部長は「来るべきものが来た。ここで諦めたら何のために頑張ってきたのか分からない。最後まで闘う」と口元を引き締めながら話した。

強制執行の予想前夜も平常通り働く従業員(京品ホテル)

強制執行の予想前夜も平常通り働く従業員(京品ホテル)
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