» パレスチナ(ガザ・西岸)

中東和平と「原発日本」

 「3・11」以降、久々に海外ニュースが夕刊のトップ(朝日20日付)を飾った。日本人には遠いようで実は原発問題とも関わる中東和平だ。  オバマ米大統領は19日、中東政策演説でイスラエルに対して「西岸の入植地をパレスチナ側 …
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西岸のユダヤ人入植地。赤い屋根とクリーム色の壁が特徴だ。(撮影:筆者)
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【ガザ写真館】 同じ東地中海岸でも…

海水浴。束の間の平和を満喫するガザの人々(午後7時頃、ガザ市海岸。写真:筆者撮影)  ガザの人々は水浴びが好きだ。夏場は陽が上ると夜は10時過ぎまでビーチから歓声が響く。うるさい位だ。なぜここまで海水浴が好きなのか?取材 …
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【中東紛争の原点】 聖地が重なり合う悲劇

【聖地の下部】正面、乳白色の壁が「嘆きの壁」。黄金ドームと木立のある所が「アルアクサの丘」(写真:7月、筆者撮影)  ガザに入るには、イスラエル政府発給の記者樟を取得する必要があるため、ジャーナリストはエルサレムに立ち寄 …
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【ガザ点描】8時間おきに停電 発電機は飛ぶように売れ

発電機。大型は25万円、小型は15万円くらい。この商店では1日に8~10台も売れる。(ガザ市内で。写真:7月 筆者撮影)  「ガー、ガー、ガー」。発電機の騒音がガザの街中を包み込む。電力不足のガザは8時間おきに停電と通電 …
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【ガザ点描】イスラエル軍の砲弾より恐い汚れた水

東地中海のイメージに似合わぬ海水の汚れにもガザの現実がある(ガザ市内の港湾で。写真:筆者撮影)  ガザは下水処理施設が十分でないため汚水がそのまま海に流れ込む。排水が流れ込む港の水は黄緑色に濁っており見るからに汚い。   …
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ガザ取材後記 ~爆撃直後の村を再訪して~

戦争が日常生活の中に溶け込んでいるガザ(16日、写真:筆者撮影)  アルアクサ・インティファーダ(2000年発生)以来、長期に渡ってガザの封鎖を続けてきたイスラエルが基本的に封鎖を解除するというが、それで経済が幾らかでも …
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ガザ 貧困と絶望が支配する街

一家は地べたで暮らしていた。父親は「赤ん坊のミルクを買う金もないよ」(18日、アル・アトゥラ村で。写真:筆者撮影)  ガザの子供たちは一様に小さい。「8~9歳位かな?」と思って年齢を聞くと「12歳」などという答えが返って …
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【ガザ点描】カゴの鳥の夢は束の間にして破られた

ガザ国際空港。滑走路は見渡す限り「がれきの海」だった(19日。写真:筆者撮影)  ガザは陸地のほとんどをイスラエルに囲まれる。わずかな残りをイスラエルと和平協定を結んでいるエジプトが塞ぎ、地中海はイスラエル海軍が厳重に固 …
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【ガザ点描】ズボン脱がされ仲間を射殺されながら経済支えた

エレツ検問所=ガザ側=(昨年3月。写真:筆者撮影)  ガザ最北端にあるエレツ検問所。ガザと「外界」との出入り口となる5つの検問所のうち、「人専門」の検問所だ。  爆弾を抱えてイスラエルに入ることなど先ず考えられないエイド …
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【ガザ発】ハマスからも追い立てられた ~下~

目の前で弟が射殺されたオムスィアットさん。「将来はジャーナリストになって戦争の真実を世界に訴えたい」(18日、アルアトゥラ村で。写真:筆者撮影)  立ち退きを迫るハマスの脅しにも屈しなかったケマルさん(前稿~中~)の長女 …
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