
女性は「(総選挙後)自民党は民主党を政権の一角に採り込んだ後、国民の支持を失う原発事故対応を押し付けるだろう」と話した。=16日午後、数寄屋橋公園。写真:田中撮影=
秋風が吹き始めたというのに、永田町だけが勝手に熱い季節に入った。政権与党の民主党と最大野党の自民党が党首選に突入した。民主党の代表は解散まで首相の座に居座り、自民党の総裁は選挙後に首相となる可能性が高い。両党の投票日まで、マスコミはこれで持ちきりとなるだろう。
野田政権は「2030年代までに原発をゼロにする」と子供だましのウソをつき、自民党の総裁候補はいずれも「改憲」をブチ上げた。民・自に共通するのは「原発隠し」だ。
“見事”なのは自民党である。ずさんな安全対策のまま54基もの原発を作ったことは棚にあげ、民主党の事故対応を批判する。
「自民党の大罪を忘れてはならない」「福島の子供たちを早く疎開させよう」…市民有志が日曜日の数寄屋橋で道行く人に訴えた。
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