イスラエル首相「パレスチナ国家建設支持」のまやかし

 イスラエルのネタニヤフ首相は14日、テルアビブ郊外の大学で講演し「パレスチナ国家の建設を支持する」と話した。ただし前提条件として「領空はすべてイスラエルのもの」「エルサレムの分割は認めない」などを挙げ、現実にはパレスチナ国家建設は認めていない。

 同首相が講演したのは「イスラエルを地図上から消し去る」とぶち挙げるイランのアフマディネジャド大統領が再任された日だ。パレスチナ国家に対するイスラエル国民の拒否反応が盛り上がることを読みきったうえでの発言だ。ネタニヤフ氏のずる賢さはオバマ政権も折込み済みだ。

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平和を謳歌する人々(ベンヤフーダ通り、エルサレム市内。写真:筆者撮影)

 

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