24日から後半戦が始まった行政刷新会議の仕分け作業。この日、第3WG(ワーキンググループ)は、防衛省、農水省などの来年度予算をめぐって厳しい査定を行った。
質疑応答で山田正彦・農水副大臣が官僚の肩を持っていると取られても仕方がない発言をした処、傍聴者が猛反発(写真)。初老の男性が「もう官僚に巻かれたのか!」と鋭い声を浴びせながら副大臣の前に立ちはだかった。つかみかかる寸前、警備員が制止した。
立ち上がる直前、男性は筆者に「民主党には期待していたのに…(中略)俺らの税金だからね」と憤懣やる方ない口調で話していた。
筆者も仕分け人と官僚のやりとりを聞いていたが、官僚の説明は予算を確保するための屁理屈にしか聞こえなかった。