Author Archives: tanakaryusaku

【福島・飯舘村】美しい村がプルトニウムの村になった

 なだらかな稜線を描く山が幾重にも連なり、谷を小川が流れる。日本一美しい村と謳われた福島県飯舘村。東電福島第一原発の放射能漏れ事故により村の景色は一変した。  例年10月上旬ともなれば、たわわに実った稲穂が黄金色の絨毯を …
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 福島第一原発から45キロ地点。この辺りでプルトニウムが検出された。(飯舘村前田地区。写真:筆者撮影)
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【会計報告】 8月期・9月期

 8月下旬から9月上旬にかけてリビア取材で取材を続けていたため、8月の会計報告はできませんでした。今回、8月分と9月分を併せて報告いたします。 ■読者の皆様からご支援頂いた基金 58万 3150円(7月30日~9月30日 …
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北海道の男性、たった一人で「東電原発差し止め訴訟」―東京地裁が肩透かしの棄却

 29日午後、東京地裁520号法廷。「原告の訴えを棄却する」、志田博文裁判長が蚊の鳴くような声で判決を言い渡した。たった一言、わずか2~3秒だった。北海道のオッチャンがたった一人で、国家をも支配下に置く東電相手に起こした …
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入廷する前川宗廣さん。敗訴を覚悟しながらも次の戦いに闘志をたぎらせていた。(29日、東京地裁前。写真:筆者撮影)
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経産省のノド元に刺さった「反原発の砦」

 経産省の巨大ビルの真下にちょこんと立つ小さなテント。そのコントラストは、国家をも支配下に置く原子力村と国民との関係を思わせる。  テントは『改憲阻止9条の会』が9月11日に立てた。「脱原発・反原発」を唱える市民、環境団 …
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原発定期検査のスケジュールがびっしりと書き込まれたボードが訪れた人を迎える。テントは脱・反原発ムード一色だ。(筆者撮影)
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【陸山会事件】検察リーク 「裁判所が不採用にした調書の内容まで報道された」

 会見場に入ってきた石川知裕議員の表情は憔悴しきっていた。目もうつろだ。予想だにしない判決内容だったからだ。主任弁護人の木下貴司弁護士が切り出した―「検察官が主張もしていない、証拠も出していない事案について裁判所が事実と …
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判決言い渡しは4時間にも及んだが、内容は検察以上に検察寄りだった。疲れ切った表情の石川議員。(26日夕、衆院会館。写真:筆者撮影)
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NYで母親たちが「国連よ、原発推進を止めなさい」

 野田佳彦首相の国連演説に合わせて渡米した母親たちが、ニューヨークやワシントンDCで「脱原発」を呼びかけた。原子力利権の総本山であるアメリカの真っ只中で「原発を止めよう」と声を上げたのは、佐藤幸子さん(子どもたちを放射能 …
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泉さん・左と佐藤さん。米国から帰国したその足で通産省前の「原発反対座り込み」を激励に訪れた。(25日夕、筆者撮影)
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経産省前ハンスト完結 「原発はおカネが降ってくるけど、町づくりの産業は育たない」

 「若い世代の思いが原子力政策に反映されていない」として、4人の若者が経産省前で11日から10日間のハンガーストライキに挑んでいた。21日夕、全員無事ハンストを終えた。  4人とも真っ黒に日焼けしている。10日間で、摂っ …
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経産省前でハンストを続ける4人。左から岡本直也、山本雅昭、関口詩織、米原幹太の各氏。右端は8日目から参加した松村元さん。(21日午前。写真:筆者撮影) 
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【続報・脱原発に4万人超】 「いても立ってもいられなくて来た」

 集会開始時刻の午後2時に主催者が「参加者4万人」と発表した時、会場の明治公園に向かう舗道は人の洪水だった。公園は人で埋め尽くされ身動きがとれない。舗道も同様だ。参加者が4万人超であることは確かなようだ。  最寄り駅の「 …
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東電と政府の責任を問うプラカードがいつものように目についた。(19日午後、明治公園。写真:筆者撮影)
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【第一報】 脱原発集会に4万人超の参加者

 東京明治公園できょう午後、行われた「脱原発集会」に4万人を超す人々が全国から参加した。ノーベル賞作家の大江健三郎さんがスピーチするとあって、日頃は「脱原発依存」に冷ややかなマスコミも各社、取材に駆け付けた。  「反原発 …
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夏と変わらぬ太陽が容赦なく照りつけたが、会場は「脱原発」を求める人で埋め尽くされた。(19日午後、明治公園。写真:筆者撮影) 
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【チカン冤罪】 市民運動家はこうして逮捕された~実名報道・後編

 パトカーが到着し、6~7人の警察官が駅のホームに着いた。私服警察官が「事情を聞かせろ」といきなり迫った。「なぜ?」と矢野さん。ホーム上で押し問答が約20分間続いた。  平行線が続いたところで私服が「任意同行で事情を聞か …
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矢野さんが連行された成城警察署。矢野さんは取り調べに否認を貫き通した。(写真:筆者撮影)
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