Author Archives: tanakaryusaku

【チカン冤罪】 市民運動家はこうして逮捕された~実名報道・前編

 サイバー時代の治安維持法と言われる「PC監視法」勉強会からの帰り道、“事件”は起きた。矢野健一郎さん(実名=有機農産品販売業・43歳)は、「脱原発デモ」や「記者クラブ解体デモ」などでリーダー役を務める熱心な市民運動家だ …
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「この辺りに降ろされた」と“事件当時”を振り返る矢野さん。(京王線千歳烏山駅・八王方面ホーム。写真:筆者撮影)
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枝野・新経産相会見 大臣官房に逃げ込んだ暴言記者

 新経産相に就任した枝野幸男前官房長官が12日夜、記者会見を持った。脱原発の姿勢を示したために、記者クラブの言葉狩りに遭い、辞任に追い込まれた鉢呂吉雄氏の後任とあって、さすがに枝野新大臣は慎重だった。  「原発をゼロにす …
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就任記者会見する枝野新経産相。脱原発ではない新大臣に記者クラブの質問は柔らかだった。(12日夜、経産省会見室。写真:筆者撮影)
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経産省包囲ー若者ハンスト「原子力への思いが政策に反映されていない」

 原子力史上最悪の原発事故を引き起こした東日本大震災から半年が経つ。政府は避難区域の指定解除を急ぐが、福島第一原発周辺では「フレッシュな放射能」が毎日降り積もり、土壌汚染は深刻さを増す。食品の放射能汚染は全国に広がった。 …
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10日間のハンストに入る若者たち。政府の原子力政策への不満を述べた。(11日午後5時30分、経産省本館前)
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【第一報】脱原発デモ 人間の鎖で経産省を包囲

 東日本大震災から半年となる今日、市民1,300人が人間の鎖で経済産業省を包囲した。経産省は東京電力のトラブル隠しなどに積極的な役割を果たし、東電福島第一原発の事故を引き起こした“第2当事者”と言われている。  参加者た …
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広大な経産省の敷地を市民1300人が取り巻いた。(11日午後、霞が関。写真:筆者撮影)
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鉢呂経産相辞任 記者クラブに言葉狩りされて

 「藪の中」とはこのことである。鉢呂吉雄経産相を辞任に追い込んだ「放射能すりつけてやる発言」。10日夕の緊急記者会見で鉢呂氏は「そんなことを発言したという確信を持っていない」と否定した。  件の発言はオフレコ懇談会の中で …
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辞任会見する鉢呂経産相。よほど無念なのだろうか。表情はうつろだった。(10日夜、経産省記者会見室。写真:筆者撮影)
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新宿アルタ前囲い込み、「9・11脱原発デモ」に備え

   ロックコンサートなどのイベントでおなじみのアルタ前広場。中心部の「盛り土エリア」が今月初旬から封鎖されている(写真上)。鉄板で囲い込まれているのだ。  「花だんの補修工事を行っています。東京都第3建設事務所」との張 …
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アルタ前広場。盛り土部分が囲い込まれているため狭くなっている。(10日夕、新宿東口。写真:筆者撮影)
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【原発事故・被曝】山下先生グループに「情報災害」と言われて

   「100mSvまでだったら大丈夫です。全く心配ない」と嘯き、多くの福島県民を被曝させた山下俊一教授(現・福島県立医科大学副学長)が、またやってくれそうだ。  IAEA(国際原子力機関)やWHO(世界保健機構)などで …
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山下教授の「100mSv」に御墨付きを与える国際会議への公開質問状を提出した「市民放射能測定所」の丸森あや理事(左端)ら。=9日、麹町報道会見場。写真:筆者撮影=
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【カイロ発】中東で確信する「政・財・官・報 独裁ニッポン」

   7か月ぶりにタハリール広場に立った。「打倒ムバラク」を叫ぶ民衆の声が地鳴りのように響いたのがつい数日前のようだ。再現を警戒し広場には警察の機動隊が24時間体制で貼りつく。  インターネットが火を付けた「エジプト市民 …
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反政府軍兵士と共に独裁者からの解放を喜ぶトリポリ市民。(8月31日、緑の広場。写真:筆者撮影)
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リビア石油施設めぐる攻防は熾烈を極めた―ガス欠に泣く庶民

 リビアの一大石油施設があるラスラヌーフ(※)を訪ねた。道すがら高射砲やロケットランチャーを積んだ4輪駆動車と頻繁にすれ違う。「正」の字を書きながら数えていたが、しまいに数えきれなくなった。破壊され惨めな姿をさらす政府軍 …
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カダフィ軍が火を放った石油貯蔵タンク。反政府軍兵士によれば施設の周囲には地雷が敷設されている。筆者はアスファルト道路から外に出ないようにしてカメラのシャッターを切った。(石油積み出し港ブレガー。写真:筆者撮影)
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【リビア発】政治犯収容所 処刑された6万人のうち遺体発見は1万人

 「ブスリム・プリズン」と呼ばれリビアの人々を震えあがらせた政治犯収容所はトリポリ南部にひっそりとあった。もぬけの殻となった獄舎は独裁体制が終わったことを、静かだが雄弁に語っていた。  治安警察は手あたりしだい逮捕してブ …
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もぬけの殻となった政治犯収容所。1部屋に3~4人がつながれていた。部屋の数を数えようとしたが、同じ棟が繰り返されるので混乱しカウント不能となった。(2日、ブスリム・プリズン=トリポリ市内。写真:筆者撮影)
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