猛暑の中、熱中症による事故が相次ぐ。16日には都内だけで125人が救急搬送された。うち5人が重症だという(東京新聞)。全国の死者は今月8日まで118人にも上る。こうなると災害と呼ぶしかない。
「猛暑の日こそ外に出る」のが筆者の生活術だ。「外に出る」と言っても炎天下をさまようという意味ではない。戸外には涼しい所がいくつもあるので、それをうまく利用するのだ。先ず、市役所・区役所のロビー。ここは何時間いても文句を言われない。次にスーパーなどが入る複合施設。ここは閉館自刻まで涼める。腰掛ける場所を探すのにちょっと苦労するが、うまく確保すれば楽天地だ。
筆者は取材に行く際地下鉄に乗ることが多いが、わざと遠回りして長時間乗る。地下鉄は冷房がよく効いているからだ。
地下鉄の山手線にあたる大江戸線はホームも冷房がよく効いている。東京メトロの赤坂見附駅のように外気と余り変わらない位に暑いなどということはない。大江戸線で目的地に行くのに逆回りで行くと長く涼める。冷房が効いた車内で30~40分間も居眠りすれば疲れもとれ汗も引く。
万物を焼き焦がすように照りつける太陽の下、家庭用のエアコンは効きが悪い。無理して設定温度を下げたりすると故障する。何より電気代がもったいない。
無料で涼める場所や施設を見つけ、自宅では昼間エアコンは使わない。貧乏人が熱中症から身を守る術である。
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瓦礫の広域処理で北九州に飛び、大飯原発の再稼働で福井に行き、そして東電の刑事告訴で福島に……『田中龍作ジャーナル』は、現場主義が信条ですが、取材には、思わぬほど費用がかかります。
今、何が起きているのかを伝えるためには、どうしても現場に行く必要があります。重大事でありながら新聞・テレビが報道しない出来事があまりに多すぎる昨今です。
財政難にあえぎ広告を入れようか、メルマガを導入しようかと考えたこともありました。だが、記事のスタンスと矛盾する企業が広告に登場することもあります。メルマガは一人でも多くの方々に記事をお読み頂きたい、という趣旨には合いません。
これまで以上に『田中龍作ジャーナル』を充実させて、ご支援くださる方の輪を広げるしかないことにあらためて気付いたしだいです。田中龍作の現場からの発信に何卒お力をお貸し下さい。2012年6月12日
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