●読者の皆様よりご支援頂いた基金
(11月28日午後~12月26日) 22万3,914円
●支出
・交通費:1万8,000円(都内取材~数字が丸いのはパスモ購入による)
・通信費:携帯電話 2万1,380円 / NTT固定電話 5,517円
・プロバイダー料:2,625円
・データ通信費:1,323円
・BBC視聴料:1,450円
・靴代:9,900円(大手メディアのようにハイヤーには乗れず、
ひたすら歩くため)
・書籍代(流出テロ情報):2,000円
・シンポジウム参加費(須田春海・出版記念会):2,000円
・民主党議員とワリ勘で食事(機密費で飲み食いしていないため):
4,000円
・文房具代:525円
・年賀状制作費:1万5,000円(撮影写真を加工して取材でお世話
になっている方々に送りました)
・新聞購読料:8,085円
――支出計 9万1,805円
●収支(基金から支出を差し引くと)
13万2,109円
●前月の繰越金
29万6,150円
●今月の繰越金
42万8,259円
――以上、12月の会計報告
今年は人生最良の年でした。私が禄を食んでいた日本インターネット新聞社が事実上倒産したのが今年4月。ライターへのギャラはそれより遥か以前の昨年7月から出なくなっていました。
雑誌メディアは衰退・滅亡期にあり、原稿を持ち込んで売れたとしても金額はたかが知れています。レギュラー契約がない限り食べていけるものではありません。貯金を取り崩しながらの生活にも限界がきていました。
食べて行くにはジャーナリストを廃業して別の仕事に就くしかないのか、とまで思い詰めていました。一人減り二人減りのフリー記者はもはや「絶滅危惧種」と言えます。しかしもう少しあがいてみようと決め、考え出したのが読者の皆様に支援して頂くことでした。
幸いにも皆様が御支援を寄せて下さり、私は取材活動を続けることができるようになりました。息を吹き返したのです。
電話取材で使う携帯電話の通信費に怯えることもなくなりました。電車代を節約するために隣の駅まで自転車で行くことももうありません。7月にはイスラエルによる封鎖に苦しむガザにまで足を伸ばすこともできました。
私は「日本一幸せなジャーナリストだ」と胸を張って言えます。2011年も読者の皆様のおかげで書き続けることができそうです。本当に有難うございました。