●読者の皆様よりご支援頂いた基金
(5月1日~5月28日)29万3,500円
●支出
・交通費
電車、バス代:1万2千円 (数字が丸いのはパスモ購入による)
タクシー代:2万8,560円(自宅←→東電←→議員会館)地下鉄では間に合わないため、やむなくタクシー利用
・電話料金:NTT 5,724円 /携帯 3万2,690円
/KDDI 1,750円
・データ通信費(eモバイル):1,990円
・プロバイダー料: 2,625円
・BBC視聴料:1,450円
・新聞購読費:8,085円
・TIME誌 年間購読料:1万円
・文房具代(ボールペン・ノート等):860円
・新ブログ(.jp版)製作費 10万円
・ブログ・メンテ費 1万円
・書籍代:1万3,560円(原発関連本を大量に買い込んだ為)
●飯舘村取材
・民宿 宿泊費:6千円
・タクシー代(福島駅から往復):2万3,600円
・新幹線(往復):1万7,400円
・地元の知人にコーディネーター料(自動車ガソリン代込みで)
1万5千円
●支出計:29万1,294円
●今月の収支:2,206円
●前月の繰り越し:35万9,275円
●今月の繰り越し(前月+今月):36万1,481円
―――以上、今月の会計報告
24、25日と飯舘村に行ってきました。政府が村を計画的避難区域に指定したため、老人ホームで暮らすお年寄り110人を除く全村民は今月中に村外に避難しなければなりません。
村が計画的避難区域に指定されたのは4月11日のことですが、原発推進派は前日まで御用学者を村に送り込み「放射能は安全」と吹聴し続けました。
4月1日には「Mr.100mSv」の異名をとる山下俊一教授が村を訪れ、村議会議員や村職員を相手に「放射能安全神話」を吹き込んだのです。すっかり信用してしまった議員さんもいたほどでした。
飯舘村の人々がなぜ山下センセイの呪文にかかってしまったのか、不思議でなりませんでした。その謎が現地に足を運んだことで解けました。
村はネット環境が著しく悪いのです。ADSLでさえ一部の区域で利用できるだけ、他はアナログ回線です。都市部で当たり前のように普及しているブロードバンドなんて夢物語です。
村人の情報源の中心になるのは新聞、テレビです。山下センセイは事故直後、テレビ番組にやたらと出演し「福島の人たちは心配ない」と自説を唱えていました。
マスコミは「原発安全神話」の定着に大きな役割を果たしましたが、「放射能安全神話」の喧伝にも貢献したのでした。
原発事故報道をめぐってネットメディアは真相を追及できる数少ない媒体のひとつです。責任の重さを自覚して頑張っていきます。
2011年(平成23年)5月29日
田中龍作