【ローマ発・第一報】 「反原発国民投票」が成立

「投票率57%」の発表を聞いて快哉をあげる原発反対派市民。 (13日午後3時40分、「真実の口」前広場。写真:筆者撮影)

「投票率57%」の発表を聞いて快哉をあげる原発反対派市民。 (13日午後3時40分、「真実の口」前広場。写真:筆者撮影)

 ベルルスコーニ政権による原発推進政策の廃棄を求めた国民投票は13日午後(現地時間)、成立に必要な50%を超えることが確定した。原発再開を強引に突き進めていたベルルスコーニ首相は政策の転換を余儀なくされる。

 東電・福島原発の事故がドイツに続いてイタリアの原発政策にも決定的な影響を与えた。

 観光名所の「真実の口」前広場は原発に反対してきた市民で埋まり熱狂に包まれた。

                       (つづく)

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