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「風評被害を防げ」 漁協と築地の自衛策

 「一年間食べ続けても健康に影響ない」と政府が言うほど不安になるのが国民心理である。  コウナゴから基準値を上回る放射性物質が検出されたことで出荷自粛に追い込まれた茨城県漁協では、他の魚介類を風評被害から守ろうと懸命だ。 …
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茨城沖で獲れた魚介類の放射線量を示す一覧表。ほとんどが不検出だ。(21日、築地市場。写真:筆者撮影)
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日本の原発危機管理 イタリア、イスラエルと雲泥の差

 格納容器が破損した東京電力福島原発2号機から漏出する大量の汚染水を処理することになった仏アレバ社。19日、都内で記者会見したアンヌ・ローベルジョン最高経営責任者(CEO)が野望をチラリとのぞかせた――  「我々は今、三 …
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仏アレバ社のアンヌ・ローベルジョンCEO。日本の原発市場への本格参入を目指す野望をのぞかせた。(19日、港区のホテルで。写真:筆者撮影)
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「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その10~

 あまりにお粗末な話なので、記事にすること自体憚られた。だが「出来レース」という他ない東京電力と記者クラブメディアの質疑応答の実態を記事という形で残しておかねばならないと思い筆をとった。  不自然なのは指名される記者の3 …
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勝俣会長・記者会見。フリーランス記者の質問はすぐに打ち切られる一方で特定の大新聞社が質問を繰り返した。 (17日、東京電力本店。写真:筆者撮影)
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「原発止めろ、菅を止めろ」市民デモ

 東電福島原発事故処理の不手際を国会でも追及された菅首相。その後も原発に関する無知蒙昧ぶりをさらけ出し国民を唖然とさせている。  “このままでは菅首相と共に日本は沈没する” 危機感を抱いた市民が16日、渋谷でデモを行った …
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自家製のプラカードを手にデモに参加する家族連れ。(16日、原宿駅前。写真:筆者撮影)
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原発事故 密室で進む補償の枠組み

 チェルノブイリと並び世界原子力史上最悪となった東京電力・福島原発事故。農漁業はじめ住民生活への損害賠償の補償金は数兆円にも上る可能性がある。  補償の枠組みを決める原子力損害賠償紛争審査会の第1回会合が15日、開かれた …
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原子力損害賠償紛争審査会。福島県出身女性の猛抗議が実り筆者は撮影できた。(15日、文部科学省。写真:筆者撮影)
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秘密がいっぱい、東電柏崎原発の緩い災害訓練 ~その2~

 “福島原発で起きた過酷事故を想定した訓練”――そう信じて東京からノコノコ出かけて行った筆者が愚かだった。  前項でも少し触れたが、訓練用中央制御室ではすぐに非常用電源に切り替わり電灯が点いた。福島の事故は非常用電源も落 …
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訓練用・中央制御室。電源喪失を想定したはずにもかかわらず、すぐに非常用電灯が点いた(11日、柏崎刈羽原子力発電所。写真:筆者撮影)
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東電清水社長会見「産・官・学・報の癒着」白日に

 テレビでひたすら「原発は安全だ」「電力供給に必要だ」と言い張っていた御用学者たち。彼らに電力会社が多額の金銭を提供していたことがネット上で話題になった。東京電力の清水孝正社長は13日の記者会見で大学研究室への金銭提供を …
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「いけしゃあしゃあ」と答える清水孝正社長。悪びれる風もなく「一日も早く」を連発して追及を交わした。(13日、東京電力本店。写真:筆者撮影)
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秘密がいっぱい、東電柏崎原発の緩い災害訓練 ~その1~

 東京電力・柏崎刈羽原子力発電所。7基の原子炉すべてを稼働すると821・2万kwを発電する世界最大の原子力発電所だ。原子炉とタービンは3分の2が地下に潜る。それでも、原子炉とタービンを覆う建屋は巨大なビル群だ。原発の怪物 …
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免震重要棟に設けられた災害対策本部~訓練用~ 。(11日、柏崎刈羽原子力発電所。写真:筆者撮影)
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「政府とマスコミはウソをつくな」 ~反原発デモ、全国各地で~

 東京電力・福島原発事故の発生から1か月が経つ。政府やマスコミの発表とはウラハラに事態は悪化の一途をたどるばかりだ。不安を覚えるのは日本国民ばかりではない。放射性物質を含んだ汚水の海洋投棄は国際社会からの批判を浴びた。 …
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原発反対を訴える1千人余りの市民がデモに向けて参集した。(10日、東京・芝公園。写真:筆者撮影)
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避難民「早く仮設住宅がほしい」

 津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町。自宅を失った約9500人が町内・外での避難所暮らしを余儀なくされている。  山肌にへばりつくように広がる南三陸町旭ケ丘の避難所を訪ねた。避難所の公民館では命からがら津波から逃げ …
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電気は自家発電。就寝前のほんの一時だけ明かりを灯す。(2日、南三陸町・旭が丘公民館。写真:筆者撮影)
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