
反原発デモ。数多くの市民団体が参加した。(24日、芝公園。写真:筆者撮影)
東京電力・福島原発が爆発事故を起こして40日余りが経つ。日が浅い頃はボチボチだった「反・脱原発デモ集会」も、今では全国各地で繰り広げられるようになった。週末は「原発にノー」を唱える日として定着しそうな勢いさえある。
24日、東京・芝公園には、市民グループ、環境NGO、労働組合などのノボリが林立した。「もう原発はいらない」「増税反対」など身近なテーマが掲げられている。
原発問題は電力業界、政府、マスコミが一帯となった思想宣伝により一部左翼だけの運動のように見なされてきた。
それを一変させたのが福島原発の事故だった。いま国民みなで「原発は本当に必要か」を考え行動する時期に来たようだ。
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田中龍作の取材は読者に支えられています。