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「ネバー・フクシマ」の大フラッグを見せるカップル。(現地時間10日夜、ポポロ広場。 写真:筆者撮影)
原発建設の是非を問う国民投票が12~13日、イタリアで実施される。福島の事故を受けてなおベルルスコーニ政権は原発建設を推進したいようだが、国民はどのような審判を下すか。
メディア王でもあるベルルスコーニ氏が支配するイタリア。日本のナベツネ翁を首相にしたような格好である。「原発がなければ電力不足に陥り、日常生活にも経済にも悪影響を与える…」。マスコミを使った世論操作は日本とそっくりだ。
決して対岸の火事とは言えないイタリアの「原発国民投票」を、現場からリポートする。