老いてなお反骨精神を持ち続ける作家2人とルポライターがきょう、集団ハンストを激励するために経産省前テント広場を訪れた。澤地久枝(81歳)、瀬戸内寂聴(89歳)、鎌田慧(73歳)の3氏だ。
「日本の未来の命に対して不安を持っている人達に“原発はダメ”とはっきり意志表示したい。原発が再稼働したら日本は最低の国、どん底の国。(政府は)それ位の恥ずかしさを知っているはず」(澤地さん)。澤地さんは昨日からハンストに入っている。
「90年生きてきて、今の日本が一番ひどい。90歳のバアさんが座ったらマスコミも捨てておけないのでは。余生は原発反対にかける」(瀬戸内さん)。
「再稼働反対の声を潰すために政府はやっきになっている。あらゆる手立てで、再稼働を止めてゆく」(鎌田さん)
3氏合わせると243歳となる。記者会見では時代を見据えた話がポンポンと飛び出し、出席者を唸らせた。彼らから見れば小僧っ子のような枝野経産相や野田首相が話を聴いたら、どう思うだろうか。
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