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【キエフ発】 広場の市民たち「ロシアは攻めてくる」

きょう27日のキエフは朝から小雪の舞う日となった。親米派が親露派政権を倒した革命の主戦場となった広場(マイダン)も白く雪化粧した。 市街戦で命を落とした人々の遺影に積もった雪を、一枚一枚手で払ってゆく家族がいた。遺影は1 …
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【キエフ発】なぜ田中はロシア侵攻の危機が迫るウクライナに来たのか

2014年、ウクライナの親露派大統領を親米派が追放したクーデターがあった。世に言うマイダン革命である。 治安部隊の装甲車が火炎びんで炎上するなどした激しい市街戦を、西側メディアは華々しく報道した。日本の某全国紙は「まるで …
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【諏訪都リポート】スペイン15M 元祖・怒れる若者のオキュパイ ~その2

 スペイン国内でローンが払えずに立ち退きとなる住宅は1日につき526件(2012年四半期平均 4~6月)を数える。毎日526世帯が家を失っていることになる。  不況により仕事を失い、過去の不動産バブル時に購入した住宅ロー …
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パティオの中でダニエルさん(左)に話を聞いた。スペイン国内では、飲食店内での喫煙は禁止されているが、パティオではタバコを吸っている人もいる。=写真:筆者撮影=

【諏訪都レポート】 スペイン15M 元祖・怒れる若者のオキュパイ

 その運動は2011年5月15日から始まった。15とMayo(スペイン語で5月)で「15M(キンセエメ)」と呼ばれている。舞台となった首都マドリッドのプエルタ・デル・ソル広場は連日、老若男女、人で埋め尽くされた。約2ヶ月 …
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ドキュメンタリー監督のステファンさん。手に持っているのは15Mのメンバーが発行している月刊紙だ。有名なライターなども寄稿している。=写真:諏訪撮影=
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【チェルノブイリ点描】 プリピャチ 一度も回らなかった観覧車

 5日後に子供たちの歓声を乗せて回るはずだった観覧車は赤錆びていた。遊園地はメーデーの5月1日に合わせてオープンの予定だった。  チェルノブイリ原発からわずか5・5キロ、原発労働者の街プリピャチ。家族も合わせて4万5千人 …
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錆びついた観覧車は風に揺れることもなく、木々の中にポツネンとたたずんでいた。=プリピャチ。写真:田中撮影=
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【チェルノブイリ報告】 リクビダートルの命削る訴え  「原発は悲劇をうむ」

 チェルノブイリ原発事故(1986年)が起き、60万~80万もの人々が収束作業員として駆り出された。高い放射能により使用不可能となったロボットに変わり、人間ロボットとして働いた彼らの事を「リクビダートル」と呼ぶ。「後始末 …
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スタニスラヴさん(74歳)。「収束作業時の夢を見る事があるか」との質問に「女性の夢は見るけど、原発の夢は見ないよ」。茶目っ気たっぷりにウインクした。=放射能医療研究所・キエフ市。写真:田中撮影=
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【チェルノブイリ報告】 ウクライナ医師の警告 「最低でも年1回の検診が必要」

 「福島県内では、未だに健康診断を受けていない子ども(18歳未満)がたくさんいます。また、A2判定※の子どもの再検査は2年後ですが、どう思いますか?」。  キエフ市にある、ウクライナ医療放射線研究所のコンスタンティン・ロ …
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ホットスポットのナロジチ地区から治療にきている親子。地方病院で重病と判断された患者はキエフに来る。「サッカーがしたい。でも、あんまり運動はできない」、兄弟は寂しそうに話してくれた。=医療放射線研究所。写真:諏訪撮影=
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【チェルノブイリ報告】~下~ 原発30キロ圏内に暮らす「サマショール(帰って来た人たち)」

 バレンティナさんの息子のヴラジミールさん(59歳)は、母親の面倒を見るために月の半分以上この立ち入り禁止ゾーンに住んでいる。キエフには支給された家があり、家族もいるが、こちらの生活の方がいいと言う。  「キエフに居ても …
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筆者らが訪れた日は東京の冬を思わせる寒い日だったが、ヴラジミールさんは半袖だった。=チェルノブイリ、写真:田中撮影=
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【チェルノブイリ報告】 原発30キロ圏内に暮らす「サマショール(帰って来た人たち)」~上~

 チェルノブイリ原発から30キロ圏内(10キロ圏内は含まない)の立ち入り禁止ゾーン。事故から26年たった現在も、このエリアに入ることは厳しく制限される。事前登録が必要でパスポートもチェックされる。退出の際は、全身の放射能 …
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74歳のバレンティナさん。「足が悪いので掃除が大変」と苦笑した。=チェルノブイリ、写真:田中撮影=
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【チェルノブイリ報告】 ホットスポットの村 医師「心臓疾患、奇形が目立つようになった」

    チェルノブイリ原発から西へ約150キロのナロジチ村を訪れた。針葉樹と広葉樹の入り混じった森が広がり、牛が牧草を食む平原を川が流れる。そのまま一幅の絵画になるような景色だ。  1986年4月26日を境に風光明媚な村 …
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オレナさんは村に大量の放射能が降ったことを知らず、自宅の鶏が産んだ卵を食べ続けた。牛乳も野菜も。=18日、ナロジチ村。写真:田中撮影=
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