●読者の皆様よりご支援頂いた基金
(3月30日~4月30日)
297,500 円
●支出
・交通費:
電車・バス代 3,100円(数字が丸いのはパスモ購入による)
/タクシー代 28,840円(原発事故絡みの記者会見、国会院内集会などが頻繁に行われたため、タクシーで移動しないことには間に合わず。止む無く使用。)
・被災地取材(宮城、福島)
ビジネスホテル代 2泊 12,140円
・柏崎原発取材
ビジネスホテル代 1泊 6,830円
新幹線料金・往復2人分 39,800円
(ボディーガード役のカメラマンの分も含めて)
タクシー代 8,560円
・靴:9,890円(2度底を打ちかえたが、靴全体が崩れた。エジプト、東北被災地でも使用)
・電話料金:NTT 5,724円/ 携帯 21,972円
・データ通信費(Eモバイル):1,321円
・プロバイダー料:2,625円
・新聞購読料:8,085円
・ブログメンテ費:1万円、名刺デザイン料5,000円
・文房具(ボールペン、マーカー等)1,240円
・書籍代:2,640円
・衣料 (上着・シャツ・スラックス・帽子) 41,200円
人と会うことが多くなった為、くたびれてヨレヨレだった夏物を新調した。
――支出計 208,967 円
●今月の収支(今月ご支援頂いた基金-支出)
88,533円
●前月の繰越金
27万0742円
●今月の繰越金 (前月繰越金+今月の収支)
359,275円
●追記
さる篤志家の読者の方から、まとまった金額を援助くださるとのお申し出がありました。面識のない方で関西方面にお住まいとのことです。原発報道を見て関心をお寄せくださいました。
近く被災地に再び入りたいと思っておりますが、中東民主化の行方も気がかりです。国内外の大がかりな取材行の原資とさせていただきたく考えております。
――以上2011年4月期 会計報告
原子力安全委員会、原子力保安院、文科省、東京電力の記者会見(夕方の部)が25日から一本化されました。「発表する数字に齟齬が出たりするのを防ぐため」(細野豪志・統合本部事務局長)ということです。
身一つしかなく掛け持ちが難しいフリーランスにとっては有難い面もあります。ただし合同記者会見の出席には事前登録が必要なのです。登録の事務手続きは保安院が行っています。
「雑誌協会」「全国地方紙協会」「日本インターネット報道協会」などに記事執筆していることがフリーランスの条件となりました。
私は「日本インターネット報道協会」の一員として首相官邸の記者会見にも出席しています。何の心配もせず登録申請したところ、保安院からあっと驚く返事がきました。「協会の一員であることが確認できない」と言うのです。
さらに驚いたのは一員であることを確認するために「会社の概要」「業務内容」「規約」を送れ、というのです。
それを告げてきたのは土曜日の夜11時半、締め切りは日曜日の正午です。無理難題という他ありません。
全国地方紙協会に執筆しているN氏も同じことを言われたそうです。北海道新聞から沖縄タイムズまで40社の「会社概要」を土曜の深夜にどうやって集めろというのでしょうか。
身分を確認するのなら記者証や執筆記事で十分であるはずです。官邸も外務省もそうでした。
知人のフリーランスたちと連絡を取り合っているうちに『謎』が判明しました。
東電の記者会見で大人しいフリーランスのA氏は「会社概要」を送れ、などとは言われず、早々と“当選”が決まっていました。
無理難題をつきつけられたN氏や私は東電から嫌がられる質問を繰り返しています。選考基準は東電が決めたと考えるのが妥当ではないでしょうか。「A氏」と「N氏、田中」を区別するものは東電記者会見での“お行儀”しかありません。
結局、政治折衝によりN氏や私は救済され合同記者会見に出席できることになりました。東電の思惑通りには行かなかったようです。
東電、霞が関、自民党、民主党電力族、記者クラブメディアが40年間に渡って刷り込んできた「原発安全神話」に切り込むのは容易ではありません。
それでも読者の皆様が支えて下さる限り追及の姿勢は変えずに頑張る所存です。今月もご支援本当に有難うございました。
2011年(平成23年)4月30日
田中龍作