【官邸前エクスプレッション】 8月31日~自死者たちを弔いに来た

「原発事故で自殺に追い込まれた農民たちの霊を弔いに来た。この悲劇を風化させてはならない」。首吊り縄のオブジジェを製作した男性は表情を引き締めた。=永田町。写真:諏訪撮影=

「原発事故で自殺に追い込まれた農民たちの霊を弔いに来た。この悲劇を風化させてはならない」。首吊り縄のオブジジェを製作した男性は表情を引き締めた。=永田町。写真:諏訪撮影=

  金曜恒例となった原発再稼働反対集会には、毎回数万~10万人超の人々が、脱原発への思いを込めて、首相官邸前、国会議事堂前に足を運んで来ます。

 「怒り」「悲しみ」「呆れ」「憎しみ」…。永田町の一角に人間の感情が迸ります。田中と諏訪は膨大な数のカットを撮りますが、記事に掲載されるのは、わずか2枚です。

 そのまま埋もれさせてしまうにはあまりにも惜しい。組織によらず庶民ひとりひとりが集まり、時の政権に異を唱える。日本の歴史で初めての民衆革命の現場を能う限り写真でお伝えします。

2人の孫がいるという女性(都内在住)は毎回、集会に参加する。「原子力という甘い蜜に群がる蟻は、人間を表している」と悲しそうな目で話した。=写真:諏訪撮影=

2人の孫がいるという女性(都内在住)は毎回、集会に参加する。「原子力という甘い蜜に群がる蟻は、人間を表している」と悲しそうな目で話した。=写真:諏訪撮影=

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