» 原発災害

飯舘村 御用学者に振り回されたあげくに

 東電福島第一原発から北西に離れた飯舘村は、村の最南端がかろうじて原発から30キロ圏内にかかる。車で走れば60キロもある。福島県内でも指折り標高の高い山あいの村だ。  3月12日の1号機爆発を皮切りに3号機、2号機が爆発 …
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飯舘村曲田地区は浪江町との境。土壌からチェルノブイリ事故の強制移住基準を超えるセシウムが検出された。 空気線量も高い値を記録し続けている。(25日、 写真:筆者撮影)
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「20mSv」撤回求める福島の父母を雨中コンクリートに座らせた文科省

 「放射能から子供を守れ」、父母らの不安と怒りは募る一方だ。児童の被曝許容量を20mSvとした通達の撤回を求めて福島県の父母らが23日、文科省と交渉した。関東一円から駆け付けた親たちは文科省を包囲し、交渉を後押しした。 …
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福島の父母らの鬼気迫る追及にうなだれるばかりの渡辺原子力安全監。 (23日午後、文科省中庭。 写真:筆者撮影)
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原発廃止をめざす地方議員と市民の連盟

 国会議員が原発を廃止できないのなら地方議員と市民の手でやるしかない。日本中のすべての原子力発電所の廃炉を目指す「反原発自治体議員・市民連盟」が22日、正式発足した。  今年1月から準備委員会を作り連盟の設立を目指してい …
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「反原発自治体議員・市民連盟」 設立総会。 地方議員と市民200人余りが出席した。(22日、東京・水道橋。 写真:筆者撮影)
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菅首相が本音 「浜岡原発の再稼働認める」

 もともと定見のない男だからいずれこうなると予想していたが、こうも短期間に言を左右にされると、バカにされたような気分になる――  菅直人首相は今夕、官邸で開かれた記者会見で記者団から「停止中の浜岡原発の再稼働はあるのか? …
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首相官邸・記者会見室。会見中、記者席からの写真撮影はご法度のため終了して撮影した(18日、筆者撮影)

「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その12~

   世界最悪の環境汚染が進行している可能性には全く触れず、バラ色のカレンダーを提示する。詐欺と呼ばずに何と呼ぼう。17日、東京電力が発表した、福島原発事故収束への「新・工程表」のことである。  1か月前に発表した工程表 …
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海江田経産相。今回の事故をめぐる国の責任を強調した。意図するものは・・・ (17日夕、経産省。写真:筆者撮影)
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電力会社 不安訴える母親にケンもホロロ

   全国各地に広がるウィークエンドの「脱原発運動」は、週を追うごとに勢いを増している。初夏の陽気となった14日、市民ら230人が東京電力本店と中部電力・東京支社前で抗議行動を繰り広げた。  多くの参加者にとって、デモ・ …
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真っ赤なシャツにパーカション。祭り気分に湧く抗議集会だ。(14日、東電本店前。 写真:筆者撮影)
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【第一報】中部電力が市民に「浜岡運転再開」

 脱原発を求める市民ら230人が14日、中部電力・東京支社を訪れ「浜岡原発の廃炉」などを求める要望書を手渡した。  応対した同支社の加藤隆之総務課長は「防潮堤が完成する2年後には運転を再開する。廃炉にするつもりはない」と …
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日本プレスセンター内にある中部電力・東京支社。市民らが「廃炉の要望書」を同支社の加藤隆之総務課長に手渡した。(14日午後、東京・内幸町。 写真:筆者撮影)
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「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その11~

   国際社会の批判を浴びた東京電力の事故隠し(2002年発覚)で引責辞任した南直哉(みなみ・のぶや)社長が、その後フジテレビの監査役に“天下り”している。ネットサーファーの間では周知の事実だが、国民の多くは知らない。 …
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“原発事故の処理に懸命に取り組んでいる東電” をアピールするフジテレビ。(東京電力本店前。写真:筆者撮影)
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誰もが参加できるお祭りとなった「反原発」

 こぬか雨の降る代々木公園にラテンの情熱的な曲が響く。演奏はフリージャズバンドとチンドン屋のコラボだ。ステージの後ろに「NO NUKES」の文字がなければ誰も「反原発集会・デモ」とは分からないだろう。  先月、高円寺駅周 …
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参加者は思い思いのメッセージをプラカードに託して続々と集まった。(7日、代々木公園。 写真:筆者撮影)
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原発事故 早くもウヤムヤの雲行き

 鳴り物入りで始まった福島原子力発電所事故対策統合本部(通称:統合本部)の合同記者会見――  今回の原発事故で、原子力安全保安院、原子力安全委員会、東京電力、文科省は、いずれも叩けばホコリ、いや放射能が出る組織だ。これら …
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合同記者会見の開始当初は立錐の余地もないほどだったが、今はガラ空きのカメラマンスペース。(6日夕、東京電力本店。写真:筆者撮影)
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