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【ローマ発】「ノーモア・フクシマ」 国民投票

 原発建設の是非を問う国民投票が12~13日、イタリアで実施される。福島の事故を受けてなおベルルスコーニ政権は原発建設を推進したいようだが、国民はどのような審判を下すか。  メディア王でもあるベルルスコーニ氏が支配するイ …
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「ネバー・フクシマ」の大フラッグを見せるカップル。(現地時間10日夜、ポポロ広場。 写真:筆者撮影)
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中東和平と「原発日本」

 「3・11」以降、久々に海外ニュースが夕刊のトップ(朝日20日付)を飾った。日本人には遠いようで実は原発問題とも関わる中東和平だ。  オバマ米大統領は19日、中東政策演説でイスラエルに対して「西岸の入植地をパレスチナ側 …
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西岸のユダヤ人入植地。赤い屋根とクリーム色の壁が特徴だ。(撮影:筆者)
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在日リビア人 「カダフィは虐殺をやめろ」

 内戦状態の祖国を憂う在日リビア人たちが26日夕、東京都心をデモ行進した。東京のデモも中東・北アフリカと同じようにフェイス・ブックやツイッターで呼びかけ合って集まった。中心になって発信したのはリビアから日本に来て6年目に …
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参加者たちの多くは家族と連絡が取れないことなどから表情も険しい。(26日夕、渋谷・公園通り。写真:筆者撮影)
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独裁政権下の記者登録

 タハリール広場に入るには軍のチェックポイントを通過しなければならない。2月7日頃からだった。軍が広場に入る外国人ジャーナリストに対して「エジプト政府の記者証を取得するように」と言うようになった。それまでパスポートと自国 …
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ムバラク大統領を吸血鬼に模した横断幕。国民の生血を啜っているという意味だ。(11日、タハリール広場。写真:筆者撮影)。
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今明かす「紛争地域取材術」~その2~

 【取材の成否はコーディネーターで決まる】  知らない地で取材するには案内役が必要だ。あそこに行けばこんな光景があり、その話はあの人に聞くと分かる。こうしたアレンジをしてくれるのが現地コーディネーターだ。  優秀なコーデ …
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タハリール広場の北側地区。ムバラク支持派の住民が多い。外国人ジャーナリストの多くはここでボコボコにされたり軍に突き出されたりした。(カイロ市内。写真:筆者撮影)。
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今明かす「紛争地域取材術」 ~その1~

 筆者は生来悪運の強いタチなのだが、運だけでは紛争地域で降りかかる災厄を潜り抜けることはできない。戦争状態や革命の最中であったりして治安が機能していないからだ。警察そのものが市民や外国人に対して「悪さ」を働くのも紛争地域 …
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『反ムバラク派』の市民による検問。「ヤパン、ケンチャ(=日本人ジャーナリスト)」と言ってパスポートを提示し、チェックポイントを通過する毎日だった。(写真:筆者撮影)。
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【カイロ発】殉教者たちが支えた市民革命

 1月28日、蜂起後初の金曜礼拝の日だった。タハリール広場には「打倒ムバラク」を叫ぶ十数万人が集いアラーの神へ祈りを捧げていた。衣擦れの音が厳粛さを感じさせる。  広場は治安警察が取り囲んでいた。言論の自由を徹底的に封じ …
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治安警察に射殺された若者たちを慰霊するための献花台がしつらえられた。(タハリール広場。写真:筆者撮影)
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【カイロ発】ネットで蜂起、市民革命勝利

 11日午後6時、スレイマン副大統領がムバラク大統領のステップダウンを正式に発表すると、タハリール広場は大きな爆発音のような歓喜が沸き起こった。半信半疑だった昨夜と違って人々の喜びの声は力強かった。  「市民が独裁体制を …
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ムバラク大統領が結局は辞任を否定した前夜と違い人々の喜びの声は力強かった。(11日夜、タハリール広場。写真:筆者撮影)
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【カイロ発】反ムバラク派、国営放送に突入図る

 ムバラク大統領が引続きの最高権力者の座に留まることを表明したため「反ムバラク派」の怒りは収まらない。「続投表明」翌日の11日、反ムバラク派は「エジプト国営放送」に突入をはかった。  朝鮮中央放送がそうであるように独裁国 …
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反ムバラク派のデモ隊は国営放送の玄関前まで突進した。戦車が張り付き、2階バルコニーには兵士が銃を持って構えているのが見える。(11日、カイロ市内国営放送前。写真:筆者撮影)
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【カイロ発】束の間の“ムバラク辞任” 大荒れ必至のデモ

 「ムバラク大統領が間もなくステップ・ダウンをアナウンスする」、CNNテレビが速報すると筆者はカメラをひっつかんでホテルを飛び出した。通りはタハリール広場に向かう人々の洪水だった。車のクラクションがけたたましい。  青年 …
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タハリール広場を包んだ歓喜は束の間のものだった。やがて怒りが天を突くようなブーイングが起きた。(10日夜。写真:筆者撮影)
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